大切な人の死・・・乗り越え方は、時間をかけて、自分のペースで

何があるか分からない世界で、必ず起こること
どんな人でも避けて通れないものがあるとしたら、それは死を迎えるということです。
分かっているはずなのに、問題が大きすぎて、死を受け入れるための準備をしているという人は殆どいないのではないでしょうか。

自分の死以上に大切な人の死が怖いという人もいます。
大きすぎる悲しみに直面した時、どのように乗り越えて行けばいいのでしょうか。

泣いてもいい・泣かなくてもいい

死はいつ訪れるか分からないものなので、大きな衝撃をもたらします。

もう会えないという事が受け入れらない。
何が起こっているのか分からない。
生きていたらこうしてあげたかったという後悔。
あんなことをしなければ・言わなければよかった。
この先の人生への不安。
「死」そのものへの重みに対する重圧。

今までにない大きな感情に、原因を作ったもの・人・病・・・自分を含め、何かを責めずにいられなくなることもあるでしょう。

苦しみ・感情は、外に出していいのです。
つらいことをつらい、と言う。
悲しいことを悲しいと、言う。
ゆるせない、苦しい、怒り・・・
どんな感情でも、事実としてそこにあるものです。
どのように感じるのかは、全てあなたの自由です。

こんな時、急いで立ち直ろうとしたり、何かをしようとしたり、しなくてもいいのです。

気がまぎれるからと、色々なことをする方法もあります。
けれど、大切なものを失った悲しみが心と身体に与える衝撃は、確かにあるものです。
その反応として感情が出てきたとき、無理に押さえつける必要はありません。

気が付かないうちに、疲れてしまうこともあるでしょう。
特に気を付けて休息をとる・自分をいたわり大切にすることも、心がける必要があります。

ほんとうは何もできないのが当たり前で、休めるだけ休むのが、一番なのですから、
まずそんな自分を受け入れて、悲しむことを許してあげたいものです。

受け入れるのに時間がかかってもいい

衝撃が大きすぎて、涙も出ない自分を不思議に思う、という場合もあるかもしれません。
悲しむことすら出来ないかもしれません。

それは、今すぐに直視してしまうと、あまりにもつらくて耐えられないから、
ショックを少しでも和らげようと、心が自分を守っているのではないでしょうか。

そんな時、本当の悲しみに向き合えるようになるのは、ずっとずっと後かもしれません。

でも時間はいくらかかってもいいのです。
このような時も、立ち直れていないのに早く立ち直ろうとする必要はありません。
忙し過ぎたり、生活に追われるなど余裕がないことによって、悲しむことを後回しにしなければならない時もあるでしょう。
それほど時間をかけなければ、直視できない感情も、存在するのです。

自分のペースで、向き合えるようになるまで、焦らずに進んで行けばいいのです。

辛いのは、その人を愛した証

苦しさが長く続いても、しっかりしなければと自分を責める必要はありません。
それだけ失くした人を、大事に思っていたということなのですから。

大事なものを失った悲しみが大きいのは、当たり前の事です。
時間がかかるのも、当たり前です。

そして、持て余すような大きな悲しみを抱えることになった時、自分はそれほどまでに誰かを思うことが出来た、ということに気づくと思います。

悲しみや苦しみが大きくなるのは、それだけ大事だった、大事なものが存在していた、という証にほかなりません。

このような大切なもので満ちているあなたの人生が、それほど豊かで素晴らしいものだということなのです。

そして、今生きているあなたも誰かにとって、同じくらい大切で大きな存在であるかも知れません。
いつまでも悲しみ続けているのを、心配している誰かが居るかもしれません。

今生きているあなたは、悲しみに向き合うことが出来るようになった時、適切に悲しむことで癒されていく必要があります。
悲しみが癒えることで、失くした人の存在が小さくなるということではないのです。

悲しみは大きくなる、けれど、同じくらい愛され、癒されながら幸せに生きていくことが
残された者に出来る最良のことではないでしょうか。

失くした人からの愛や思い出に心から「ありがとう」と、感謝の気持ちを持ちながら生きられるようになる日々は、その先にあるはずです。

覚えておいてほしいこと

悲しみや苦しみを何年もしまっていた場合、時間が経って受け入れ始めた時に
様々な心や身体の不調となって表れてくる場合があります。

どんなにフタをしても、痛んだ心は、確かに傷ついたままなのです。

そのような時も、無理をせず、休んだり、人に頼ったり話したりしながら
自分をいたわることを忘れないようにしてくださいね。

死の衝撃から時間が経ちすぎていると、人により悲しみに対する温度差が出て来てしまうかもしれません。
聞いて欲しい相手が、話を聞く準備が出来ていないことで寂しい思いをしたり、
自分も今更話しづらいと思って、本当の感情を押し込めてしまうこともあるでしょう。

そのような時、カウンセラーはいつでも感情を出す人と向き合う準備をしているので
遠慮なく話すことが出来るかもしれません。
周りの人には、見せたくない姿を見せることも問題ありません。
何もかも一度にさらけ出す必要もなく、話したい事だけを話せばいいのです。

今が自分のタイミングかもしれない。
そう思った時、準備が出来た時、いつでもお待ちしています。

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2017.10.24

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