許せない人がいる…そんな気持ちの時に考えたい大切なこと

心が縛られて苦しいときに
人間関係の中でも、人を許せないという悩みはとても苦しいもの。

人が人を許せなくなるのは、自分にしたことに対する責任まで消えていくような気がするからかもしれません。

けれど、行動の責任を取るのはいつも本人。
関わり続けない、という決断をすることも出来ます。

ゆるしても、相手は無罪にならない

自分にしたことの責任を取って謝るまでは、許せない・・・
謝っても、許せない・・・

許せないままでいることは苦しいのに、こんな風にいつまでも負の感情を抱えてしまうのはなぜでしょうか。

それは、「許した」と自分が言ってしまうことによって、相手のしたことを無かったことにしなければいけないような気がしてしまうからかも知れません。
また、許すことによって、相手が正義だったと認めてしまうことになりそうだからという場合もあるでしょう。

けれど、果たしてそうなのでしょうか。

してはいけないことをした人をゆるす・・・それは、その人の行いを正しいと認めることではありません。
たとえゆるしたところで、悪いことをした事実は消えないのです。
悪いことが、悪くないことにすり替えられるわけでもありません。
されたくないことを「していい」と心に嘘をついて無理やり許可を出すことでもありません。

悪いことをした人は、悪いことをした。
その事実は人から恨まれていてもいなくても、変わることがありません。

たとえば恨んでいる人がいなくなると、悪いことをした人は、無罪になって何の責任も取らなくて良くなるのでしょうか。

そうではないから、人は積極的にゆるしを選択し、自分を解放する道を開くことが出来るのです。

無理やりに、許したくもないのに許そうとする必要は、ありません。

人は、自分のしたこと背負いながら生きている

簡単に許されないことをした人は、たとえ被害を受けたと思っている人がゆるしても、本人がどんなに反省をしても、必ず責任を取らされます。

被害を受けた人が想像した通りの報いではないかもしれませんが、誰もそこから逃れることは出来ないのです。
行動に応じた現実が待ち受けています。
それは、被害者が想像していた以上に過酷な試練として返ってくるかもしれません。
仕返しが報いだった方がマシだった、なんてこともあるかもしれませんね。

この世界は、原因があって結果が出る世界です。

ゴミは、誰かが捨てなければゴミ箱に入ることはありません。
そのゴミをまとめて、集積所へ出さなければ家の中に残ったままになります。
集積所から処理場へ運んでいく人がいなければ、集積所に残ったまま。
燃やさなければ、処理場にたまったまま・・・

というように、誰かが動かさなければモノ一つ動かない世界です。

バットを握ったこともないまま150kmの球を打てるようにはなりません。

たくさん食べて寝ていてやせることも出来ません。
逆に、余計なものを食べずにたくさん動けばやせていきます。
やせた体は、そのように行動し続けた過去の結果として見られるもの。

どんな行動をするかは、本人にかかっていて、その結果を得られるのも本人だけです。
誰かの代わりに頑張ってやせさせてあげることが出来ないように、誰かの行為の責任が勝手に他人に移ることは、ないのです。

過去は変えられない
それは全員に平等の現実であり、罪を悔いるなら責任を取りつつ、今を誠実に生きることでこれまでとは違う新しい未来を作ることしか出来ないのです。

だからこそ、今自分に対して出来る最善がゆるしであるなら、自分の未来のために勇気を持って選択することが出来ます。

ゆるさずに相手の影響を受け続けるのを選択することも、出来ます。

選べないと思ってしまいがちですが、これは自分で選択していけることなのです。

一番大切なこと…何のためにゆるすのか

人が人を許すのは、相手のためではありません。

自分が苦しみから解放されるために…
自分に悪い影響を与えるものを自分から切り離すために…

つまり、自分の幸せのために相手を許すのです。

ゆるす、関わりをなくす、影響を受けるのを止める、ということは選択が出来ます。
感情がついてくるのは後からで大丈夫です。
まず、これから先の人生から、許せない人を取り除くことを決めて、決めたように生きることで解放されて行きます。

人が自分の意志で許せない人との関わりを断ち切る時、過去に傷つけた相手から、何の影響も受けずに生きることも出来ます。
どんなに大変な目に遭っても、どんなに苦しかったとしても、その経験すら糧にして成長し、もう一度立ち上がる力が人には備わっているのです。
その力がゆるしです。
ゆるしは、自分を解放すること。

ゆるしを取るか、縛られたままでいるかー
その結果も必ず返ってくるのです。

相手を恨まなくても、相手は勝手に責任を取らされます。
ゆるさないでいることで苦しんであげる必要は、まったくありません。

自分を解放してあげることで出来た新しい心のスペースに、自分にとって大好きなこと・幸せになれることを詰め込んで、笑顔の日々を送りたいものですね。
あなたにふさわしいのは、憎しみに歪んだ表情ではなくて、幸せに満たされた笑顔なのです。

 

人を許せない時に思い出したいこと
  • ゆるせない気持ちが消えても無罪にはならない。
  • 行動の責任を取るのは必ず本人、関わる必要はない。
  • 自分は苦しみから解放されて笑顔で生きる価値があるから、ゆるしを選択できる。

 

ゆるせない…という自分のありのままの心と、徹底的に向き合うことで、
自分にとって一番嫌だったことは何なのか、知ることが出来る機会ともなります。

無罪になるイメージが拭えない時、一人では難しい時、遠慮なくご相談くださいね。

お問い合わせ・カウンセリングご予約受付フォーム

2017.10.24

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です