平昌オリンピックが盛り上がり、日本人の選手も活躍しています。
日本中が応援しているかのようなムードの中で、素直に祝福する事が出来ずにいるという人もいるかもしれません。
上手くいってる、成功した人が羨ましい…
こんな気持ちで見てしまうとしたら、オリンピックを楽しむどころではありませんね。
その気持ちは、羨ましい人の一部だけが欲しいのではありませんか?
その人が裏に抱えている悩みや隠し事、悪いクセ、意外な持病、痛み、過去の黒歴史、人間関係、その全てを一緒に引き受けなければ、一部ももらうことは出来ません。
それと引き換えに、自分である事を捨てたいと思いますか?
これまでの歴史も人間関係も、全てを捨てて別人になれば幸せになれますか?
自分は自分でしかない
たとえば、羽生結弦さんと今日から入れ替わったとします。
そうすると、まず拠点はカナダという事になりますね。
家族から離れて、スケートリンクの上に四六時中いる生活になります。
会話は英語、プレゼントとしてプーさんの雨が降ってきます。
その代わり、オリンピックの金メダリスト。
何もしてないけど。
嬉しいですか?
それが幸せですか?
こうして考えると、嫉妬ってちょっとおかしな感覚なんです。
過程を飛ばして一部がほしい…
東京の次は北海道であってほしい。
一晩で10キロやせたい。
みたいなもの。
こういった実現不可能な事を強く感じて振り回されているわけです。
おそらくあなたが羽生さんと入れ替わったら、羽生さんはあなたのようになっていきます。
あなたは、戸惑いながらも明日からスケートリンクに立っている事でしょう。
彼は金メダルについて「色んなものを犠牲にして頑張ったご褒美」と言っています。
その中には、あなたが人生になくてはならないと思うほど好きなものも含まれているかも知れません。
自分である限り、同じような日々が待っているのです。
それが分かっているからこそ、妬ましいのかもしれないですね。
自分である限り、今のまま…
今のままでは、嫌だ…
では、今のままの自分を好きになれたら、誰かになるよりずっとずっと楽で幸せなのではないでしょうか。
嫉妬してしまう時…自分の事が好きになれていない
本当は、自分のことを好きになりたい
自分の良さを認めていたい
自分にしか出来ないことをやりたい
と、思っているけど、そのやり方が分からなかっただけなんだろうと思うのです。
自分じゃなくなれば、好きになれるかもしれないからと、変えたくなる、人の持ち物が羨ましくなる、それさえあればきっと…
そうなんです。
持ちたいんじゃない。
本当は、ただ好きになりたい。
自分のことが大好きであれば、満足なんです。
自分の事に満足していると、人が成功しているのを見る時、嫉妬ではなく尊敬の気持ちが出てくるものです。
嫉妬の裏にある本音
嫉妬する時は、好ましいものに対してしますね。
自分の欲しいものを持ってるように見える人に。
相手のことも、好きなんです、本当は。
その人の持っているものが好きだからこそ、好ましいからこそ、欲しくなる。
そう、好きになりたいんです。
だから、解決方法ってあるんです。
自分を大好きになれればいいんです。
自分のことを好きになってしまえば、他人の持ち物なんて、荷物にしかなりませんよ(笑)
でも、それが難しいから…
では、全部返してしまおう、
そして自分の持ち物を大事にしよう。
弱さも
強さも全部ひっくるめて
愛されたい。
愛したい。
自分は素晴らしい存在だと思いたい。
自分のいる世界の素晴らしさを素直に感じたい。
嫉妬しはじめたら、そのことを思い出してみて下さい。
どんな風に感じることも自由です。
嫉妬は疲れます。
でも確実に感じている。
そんな自分をまず認めてあげよう。
でも嫉妬だけを続けても苦しいだけだから、嫉妬している理由、自分に本当に必要なものは何かを見つけてあげたいですね。
誰がどう成功しようと、人生の主役は自分
そして自分を大事にする。
適当に汚れたまま放置しているものと、
毎日毎日大切に磨いて愛用しているものと、
どっちに気持ちがいきますか?
モノですら、全く違って見えてくるんです。
扱い方はとても大事です。
羽生さんでも、あなたでも、大切に扱えば同じように尊いと、すぐに分かってきます。
大切にするとは、しまっておいて何もしないのではなくて、必要なものを得ること、それを糧にして、自分の持ち物、能力を惜しみなく使って行くことです。
そのために出来ることは、まず自分を知ることです。
出来ないことを認める、
出来ることも認める。
頭に描いている自分のイメージを、本当の自分に近づけます。
そして、本当にやりたい事のために必要なものは何かを知り、行動していく。
そうして自分の人生を生きていれば、人の成功はただ他者の成功でしかなく、自分の存在を揺るがすようなものではなくなり、自分の生きる世界の一部での出来事でしかなくなります。
誰がメダルを獲ろうと、
誰が大金を稼ごうと、
誰が恋人を作り結婚して子どもを産もうと…
自分の世界では、自分が主役であることが本当に分かるようになるのです。
- 「成功だけ」を手にしても幸せになれない。
- 自分に満足していると、どんな成功者へも嫉妬せず尊敬し、手本とする事ができる。
- 世界で何が起こっていても、主役は自分。すべてを糧にしよう。
羨ましいと思う人がいる時、おそらく自分のなりたい姿に近い人ではないでしょうか。
素直に受け入れた時、チャンスになります。
その人の何が羨ましいのか…
どうしてそこが羨ましいのか…
ハッキリさせることで、本当に足りないものが明らかになります。
もちろん、入れ替わらなくても本当に必要なものを得ることは出来ます(^_^)
嫉妬なんてカッコ悪い、してはいけない、と感情にフタをしない方が、楽になるのには近道です。
悔しいけど、尊敬できるー
そこを目指していきましょう。
傷付いている時は、自分を直視するのはとても大変だと思われます。
人が求めるかどうかが、存在の価値を決めると考えていたら、抜け出すのは難しいでしょう。
お一人で考えていて、難しい時はお力添えしますので、ぜひご相談ください♪

小室さんは音楽家としての、自分の存在価値を人が求めるかどうかに求めていたのかもしれません。
それだとしたら、楽曲制作に困難が生じた時、早く退いて楽になりたくなるのも理解できます。
カウンセラーに相談してくれていたら、やましくなかったのに(笑)
でもそれじゃ、辞める機会は無かったですね。
人生何がどう作用するか分からないものです。
でも、外野からすると小室さんの才能って全然枯れてないと思うんですよね。
今年の仮面ライダーの主題歌になってる「Be the One」は子どももすごく気に入ってよく口ずさんでいるし、かけると喜びます。
私もイントロから気持ちよく聴けるのがさすがだなあって印象を受けました。
たまたま聴いていた明菜さんの「愛撫」のイントロも、何も知らない子どもいわく「なんかこれ気持ちいい!」と。
良い時は徹頭徹尾爽快、それが小室さんの良さだと私は思ってるんですよね。
ちなみにTMNETWORK時代から大好きです❤︎
TMさんはもちろん、TRFもglobeも、まだまだ聴けます!
基本的な自己肯定感をバッチリにして、いつだってやり直せる事をハッキリ自覚して、人が求めるからではなく、自分が求めるという理由で小室さんがまた音楽をやれる時が来たらいいな、といちファンは思っています♪